広島/八本松 カリグラフィー教室 Ninograのブログ

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今日は二人の若イケメンズ、カリグラフィーをずっとやってみたかった可愛らしい女性が体験コースを受けてくれました。

どうもありがとう~。
わざわざ足を運んでくれたこと、本当に嬉しかったです!

3人とも初めてペンを持ったとは信じられないくらいセンスが良かったと思います。

通常は女性を教えることがほとんどで、日本の若い男性がカリグラフィーに興味を持ってくれることはとても嬉しかったです。
東京や福岡では少し増えてきていると思っていたけれど、ここ広島もカリ王子が出ることを期待出来るのではないでしょうか。

新しい感覚でぜひ続けてほしいものです~。
それぞれにあったNEEDSで学べるのがカリグラフィー。

作業がものすごく丁寧で、今習ったばかりの技術で出来ること、デザインを真剣に考え・・・かなりの時間をかけて作り上げました。妥協はしないところが、とても新鮮で感動しました!

最初は決まり事も多くて難しいところがあるけれど、カリグラフィーは奥深い楽しさがあるので、ぜひぜひこれを気にハマッてみてください!

今後とも よろしくお願いします!

*おっとイケメンズのお1人は、2年前にCANADAのVancouverに留学していたらしい!!!Vancouverの地元ネタで盛り上がり、好きなモノなど似ていて、なにか縁を感じずにはいられない感覚でした~。

for Martin Jackson ws in Hiroshima

今年の夏、本当に暑いですね・・・。本当にいつか日本は亜熱帯のようになってしまうのでしょうか。恐ろしいや・・・。

今日は少し雨が降るとの予報、気持ち涼しいので嬉しいな。

でも、夏というのは暑く嫌だけど・・・意外とすぐ終わってしまいます。暑さも楽しめるといいですね~。

ところで、7月7日オープンして以来何人かの新しいカリグラフィー興味者に出会え、嬉しいです。

私がこの時期にオープンしたかった理由の1つに、11月中旬に企画しているCANADAの恩師&プロカリグラファー、Martin Jackson氏のカリグラフィーWS来日があります。
実際、広島のようなある意味中途半端に都会な地方ではカリグラフィーのWSなど受けられないのが現状です。
(外国人のWSを企画するのは結構大変なのです~。)
私のカリグラフィーの習得、人脈はすべて東京や海外に積極的に出向いて行った結果です。
2005年、初めて広島でMartin氏のWSを開きました。
その時は地方で初めて開催したということもあり、大成功!

それからお互いにいろいろなことが起こり、状況が変わり、そして落ち着き・・・。
そこで2010年、また彼のWSを企画することに決定しました。

次はいつ?なんてことは正直、言えません。最初で最後かもしれません・・・。
世の中、学びたいと思った時に学ばなければ、何が起こるかわかりません。
実際、今回のWSを企画出来るのはある意味”奇跡”としか思えない私です。
それくらい辛い試練もありました。
お互い、その家族の健康、いろいろな条件が重ならないとなかなか実現できないものです。

とにかく”広島で行える、学べる 貴重な体験”ということに興味がある方は”1度しかない”レベルの気持ちで楽しんでほしいというのが本音です。

Martin氏のWSには書体の書き方を学ぶものが多くあります。でも、そのような”書き方”を学ぶクラスは現実、日本人講師でも教えられます。
私はそれ以上の”究極に美しいライン”、”技”、そして”センス”を彼から直接学んでほしいと思っています。

私がゾッコンの彼のカリグラフィーに実際に触れてみてほしいのです。
最近では”読めることは最大の敵”、”魂のラインを表現する”というコンテンポラリー・カリグラファーもたくさんいます。
でも、私は、ペンで作り出す躍動感のある美しいラインで構成された”読めるカリグラフィー”が一番好きです。
”読める究極に美しい文字”を指導出来るプロカリグラファーといえば、Martin Jackson氏です。

基礎を十分確認した上で受講してほしいというのが私の1番の願いです。
せっかくプロから学べるのですから・・・。
今までカリグラフィーを学んだことがない方にも”本物”に触れてみてほしいのです。

NINOGRAではMartin氏のWSに向けて、各クラス、文字の基礎に戻り、準備運動しています。
学んでみたいと思われる方、ぜひNINOGRAへ~。

*Martin Jackson氏のWS内容は7月末にnewsにUPします。
(作品展も開催予定です。)
*NINOGRAの新規生徒さん募集の入会金OFFは7月末までになっています。

とりあえず、気になる方はお気軽に遊びに来てくださいね~。

tsumaranai-boring things for calligraphy

カリグラフィーを始めて15年以上、その間日本国内外で世界のいろいろなカリグラファーから学びました。
海外のプロレベルのカリグラファーに共通すること、それは結構独学ということ。基礎をそれぞれの方法で確実に学び、後は自分の文字を追及し作りあげています。同じ書体であっても、作品をチラっと見ただけで誰のものか分かるくらい個性があり、確実でそれぞれが究極に美しい文字です。

日本人はアルファベット(英語)を母国語としていなく日常的に使うこともなく身近ではないので、その辺は海外のプロカリグラファーから正しいことを学ばなければ本髄が分かりませんでした。
今では、海外のプロカリグラファーと同様に活躍している日本人カリグラファーも出てきています。

ところで、私は最近 しばらく壁にぶつかっていました。
自分が正しいと思って学んできた基礎が場所を変えると、分析方法、考え方が違う。
細かいことなので、人によっては流すこと・・・、でも真剣なカリグラファーであれば???とやっぱり悩んでしまう。

11月にWSと個展で来日する私の師匠、Martinに相談しました。
彼の文字&作品は誰が見ても美しく、彼にしか表現出来ないものです。
今まで多くの知識を学ぶことに一生懸命だった私・・・でもそろそろ自分しか出来ないモノを見つけるべきだと思います。
Martinの言葉、作品を見るたびに思い知らされます。

どちらにしろ、確実な基礎、幅広い視野があってのことですが・・・。

それにしても、”趣味でやっている”と”仕事としてやっていく”は本当にいろんな意味で違っていて、”仕事”となると、どんな分野でも苦しい部分が多くなるんだなあとつくづく思います。

ある有名で素敵なバンドのボーカル&ギターリストが言っていました。
一番好きなもの:車、二番目に好きなもの:自転車、三番目に好きなもの:ギター

おっと、歌ははいっていないのか・・・。すごい美声なのに・・・。

Martinも同じように言います。

一番好きなもの:家族、二番目に好きなもの:蝶々・・・
カリグラフィーはある意味 生きるための 仕事だと。

でも、その実力は両方ともスーパー。

Martinからのコトバ・・・

Yes, I know all the students who go to famouse school do beautiful
calligraphy, but it always depends on who their teachers are, every
teacher has their own style and opinion about what is the best ‘italic’
or ‘foundational’, there is no one style that is the ‘correct’ or
‘best’ style. Only Roman Capitals follow one style, from the Trajan
Column.
 
I love Donald Jackson’s italics, it is soooo beautiful, but I cannot do
his style. Some students prefer Gaynor Goffe or Sheila Waters or Sue
Hufton or Irene Wellington or Tom Gourdie or ??? They all have very
different styles, which is VERY confusing for students. I think that if
you remember these basics — a pen angle around 35 to 45 degrees, about
5 pen widths high for the small letters, a slope of between 5 and 10
degrees, and it is all based on an ‘oval’ letter O.
 
Every student should develop their own style based on these basics,
they should look at as many good examples as they can find, and choose
the letters they like the best, we don’t want everybody’s italics
looking the same, it would be tsumaranai !!!

はい、もっとシンプルに考えます。
私は世界中でMartinの文字が一番好きです。彼の文字を穴があくほど見てきた私、カリグラフィーに対して求めるモノは同じです。
究極に美しい線に出会った時、書けた時に何とも言いがたい”幸せ”を感じます。

つまらない文字にならないよう、自分追求が必要ですね~。

MartinのWS内容が決まったので、少しずつ紹介していきます。
7月末には詳細をnewsに公開します!