ブログ
8月 20 2010 Martin Jackson calligraphy ws info 暑いです!!! TVでも日常でも体調を崩しがちな方が多いようですね。 実際 私も 体がなんだか変で思ったように行動出来ていません。
昨日は広島でも38.3度という猛暑でした。
でも、世界でも同じように気温があがっているようです。 私がCANADAに住んでいる時、だいたい日中で25~28度、夜はグ~ンと冷えて半袖では出かけれませんでした。 が、Martin情報によると、今はVancouverでも日中33度くらいあるそうです。 Vancouverは比較的涼しいのでエアコンをつけている家はほとんどありません。 なので、2階はサウナの様で 広島で開催する個展のために作業するのは・・・大変苦労している様子。
早く涼しくなってほしいですね。夏は嫌いじゃないけど、最近は恐ろしいと思います!
一つ訂正(ごめんなさい)があります。
Martin Jackson氏のプロフィールで1983年に生まれたと書いていましたが、勝手に27才にしていました。昨日お知り合いの方に指摘してもらい、マズイ!!と。 写真も貼り付けてあるので大体分かると思いますが、ごめんなさい!!。(涙) 彼は1939年生まれです、訂正しました。
肝心のワークショップ申し込み状況ですが、本当に多数の方に早急に申し込んでいただいてありがとうございます! Martinに状況を日々伝えているのですが、本人も驚いています。
C. Double and Triple Stroke Letters… 定員16名ーFULLです。 以後キャンセル待ちとなります。
D. Working with Traditional Calligraphy materials and Techniques. 定員16名ーあと1人です。 以後キャンセル待ちとなります。
E. Creating a New Alphabet based on Uncials. 定員16名ーFULLです。 以後キャンセル待ちとなります。
F.The Fish Project “GYOTAKU” 定員16名ーあと3名です。 以後キャンセル待ちとなります。
申し込み開始の16日から2,3日間でほぼ集まりました。
このサイトをチェックして早々申し込みしてくださった皆様、本当にありがとうございます。 その熱意、行動力に感激です! 広島でのMartin Jackson カリグラフィー・ワークショップ、大成功するようにいろいろ準備して行きたいと思います。
9月最初までにお返事・持ち物リスト等送りますので、どうぞよろしくお願いします。
Martin氏もとても喜んで 気合が入っております!
8月 8 2010 famous scribes in 16 century 本当に暑いですね~。 涼しくならないと何も出来ないですね。 早く芸術の秋にならないかな・・・。
Martin Jackson氏のカリグラフィー・ワークショップ内容&申し込み方法をnewsにUPしました。 ぜひじっくり考えていただいて、この貴重な体験をぜひ広島で味わってほしいと思います。 ~申し込みは8月16日(月)からメール・FAX・郵便で受付します。~
MartinからまたTreasureを見せてもらいました。 今回は私のまだ知らない世界を知ってしまい、ただただ驚きと感動で・・・ため息が出るばかりです。 私は現代カリグラフィーは写本から分析されて出来上がったもので、やはりマスターカリグラフィーは現代の方が美しいとばかり思っていました。 が、西洋の歴史は深いとはいえ、16世紀(400年前)にこのような美しいカリグラフィーを書けるScribes(書記)が存在したということ、勉強になりました。 Martinによると、この時代はシェークスピアがまだ活躍していて、クイーン・エリザベス1世のころのようです。日本でいうと、安土桃山時代、江戸。←(いつも日本の歴史もちゃんと調べてくれます。)
16世紀には素晴らしい実力のあるカリグラファーが多く存在したようです。 (その後、印刷活字の発明で手書き文字は一時衰退するわけですが・・・。) Clement Perret, Van den Velde, Jean de Beauscheneは有名なScribesだそうです。 すべての文字はquill(羽ペン)で書かれています。
“Theatrum Art’s Scribendi” というカリグラフィーで書かれたbookが1594年に発行されました。その本は大変貴重で現代ではほとんど見ることが出来ないくらい価値があるものだそうです。その本の1ページ1ページはいろいろなScribesが書いていて、同じデザインのものはなく、印刷状態もなんとういうか・・・なんともいえない美しさです。紙は私の愛するLaid Paper(簀の目入り紙)。
これらの14ページをNINOGRAではほしい方に販売することにしました。 (もちろん私もGETです!)
が、すべては11月23日~28日までのMartinの個展時にお見せします。
たかが本の1ページではありません、額装するにふさわしい美しいものです。 楽しみにしていてください!
Martinの独学で確立したカリグラフィーはこのような芸術として完成されたものをたくさん目にし、修行してきた結晶だと改めて思いました。
今、すべてを手元に置いている私はとても幸せです~。 お見せするまでに穴があいていたら ごめんなさい~。
8月 2 2010 manuscripts 古いもの~ほぼアンティークと思われますが、欧米では確実に100年以上昔のものを”Antiques”と言います。
私とNINOは古くてアジのあるモノが大好きです。 長年人が使ってきたモノってすごい魅力を感じるんです。 1年前にCANADAのMartinを訪ねて遊びに行った時もアンティークを巡って来ました。 そんな経緯を知っているMartinはいろいろな情報をくれます!
この度、NINOGRAがオープンしたこともあり、何十年と大切にしていた”manuscripts”を譲ってくれました。 ずっと持っていたいけど、永遠に自分が持つことは不可能だから・・・と。 価値が分かる人に大切にしてほしいというのが彼の願いです。 ↑ 確かに!私も自分がこの世から居なくなる時、自分のお宝(ほぼMartinの作品)は、訳の分からない人に持っていてほしくない。 そのすごい価値が分かる人に継ぎたい。 年をとった時、そんな可愛いと思えるカリグラファーに出会えたらいいな。
もちろん私もしっかりとMartinからの愛をGETしましたが、10枚はNINOGRAでいずれ販売する予定です。 多分、11月に開催する彼の個展でお披露目することになると思います。
1650年にスペインで書かれた写本です。 書体は”Spanish Rotunda”(スパニッシュ ルタンダ)、”Calf Skin Vellum”(子牛の皮)に書かれています。 このVellumはとても厚く、なんとも言えない素晴しい感触です。匂いも少々リアルです!
360年前か・・・。すごい歴史です、そして美術館ではなく、一般の人の手によってずっと大切にして来られた完璧なmanuscript。 文字もかなり美しいです。
Martinはこう言います。 私はこれらのmanuscriptsを手に入れてから いつも近くに置いて観賞したり、抱きしめたり、勉強してきたんだよ。何百年も昔にこれらを書いたscribe(写本筆写者)について考えながら・・・。彼はどんな感じの人だったのか、年はいくつくらいだったのか、ハンサムだったのか、どうやってこんなに美しいルタンダを書いたのか、どうやって学んだのか・・・など想像してたくさん楽しんできたんだよ。 修復の後なんかも残っていて、同じ人間なんだ・・・と愛らしく思ったり。
とにかく、彼のtreasureでした。
この他にも1500年代のとても有名なカリグラファーの綺麗なカリグラフィー本のページも持っているそうです。 一枚一枚にかなり価値あるようで、額に入れて飾るとため息がでる・・・と。
彼の周りにほしがっている人がたくさんいるらしい中、私に話を持ってきてくれたことに感謝し、大事にしてくれる方(多分マニア?)に譲りたいと思います。
ここまででどうしても”見たい”、”ほしい”と思う方はまた個人的に連絡ください。