Christopher Haanes氏ワークショップを終えて
1年以上前から企画されていたJ-LAF主催 ノルウェーのプロフェッショナル・カリグラファーChristopher Haanes氏のワークショップが無事終了しました。
彼の作品は何年も前から米国のレターアート季刊誌、Letter Arts Reviewで拝見していてとても憧れていました。
文字だけで構築されているのにとても表情のあるカッコイイ作品群、美しいレターフォーム+独特のぺん捌きで書かれた、究極な細部にもこだわった個性ある文字にかなり魅了されていました。
今までたくさんの海外カリグラファーのワークショップを受講してきましたが、ここでまた”professional”とはどういう人をいうのかを思い知らされました。
普段、まともに書けていると思っていた自分の字を恥じた数週間でした。
一つ一つの文字に対する姿勢が真剣で、とても奥深く見つめ、全くブレのないペン裁き、洞察力、デザイン力・・・。
Christopherは基礎がいかに大切か、”基礎を確実に習得してからでないと応用へと進んでいくことは大変危険だ”と何度も言っていました。
普段からそうは思っている私ですが、今回の彼の熱い丁寧な指導により、さらに応用へと自らのスタイルを発展させていくために多くのことを学べとても充実したワークショップになりました。
今回とてもいいなと思ったのはONとOFF。カリグラフィーに向かっている時(ON)、Christopherは全神経が文字に集中し、こちらも息を飲むほど真剣。もちろん私語はダメです。(笑)でも・・・OFFの時の彼の子供のような無邪気さにはまた驚きました。JOKEの連発で好奇心旺盛で普通に道を歩いていても道草食い過ぎ。ずっと話が止まらない〜。
ONとOFFのこのメリハリが面白いほどはっきりしていて、こういう生き方はある意味魅力的だな思いました。
周りの人は大変だろうけれど・・・。(笑)
大阪、広島とたくさんのカリグラフィー仲間と共に勉強出来た事、とても嬉しく思います。
また次回一緒に勉強出来るように、自らを成長させたいと思います。