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8月 8 2010 famous scribes in 16 century 本当に暑いですね~。 涼しくならないと何も出来ないですね。 早く芸術の秋にならないかな・・・。
Martin Jackson氏のカリグラフィー・ワークショップ内容&申し込み方法をnewsにUPしました。 ぜひじっくり考えていただいて、この貴重な体験をぜひ広島で味わってほしいと思います。 ~申し込みは8月16日(月)からメール・FAX・郵便で受付します。~
MartinからまたTreasureを見せてもらいました。 今回は私のまだ知らない世界を知ってしまい、ただただ驚きと感動で・・・ため息が出るばかりです。 私は現代カリグラフィーは写本から分析されて出来上がったもので、やはりマスターカリグラフィーは現代の方が美しいとばかり思っていました。 が、西洋の歴史は深いとはいえ、16世紀(400年前)にこのような美しいカリグラフィーを書けるScribes(書記)が存在したということ、勉強になりました。 Martinによると、この時代はシェークスピアがまだ活躍していて、クイーン・エリザベス1世のころのようです。日本でいうと、安土桃山時代、江戸。←(いつも日本の歴史もちゃんと調べてくれます。)
16世紀には素晴らしい実力のあるカリグラファーが多く存在したようです。 (その後、印刷活字の発明で手書き文字は一時衰退するわけですが・・・。) Clement Perret, Van den Velde, Jean de Beauscheneは有名なScribesだそうです。 すべての文字はquill(羽ペン)で書かれています。
“Theatrum Art’s Scribendi” というカリグラフィーで書かれたbookが1594年に発行されました。その本は大変貴重で現代ではほとんど見ることが出来ないくらい価値があるものだそうです。その本の1ページ1ページはいろいろなScribesが書いていて、同じデザインのものはなく、印刷状態もなんとういうか・・・なんともいえない美しさです。紙は私の愛するLaid Paper(簀の目入り紙)。
これらの14ページをNINOGRAではほしい方に販売することにしました。 (もちろん私もGETです!)
が、すべては11月23日~28日までのMartinの個展時にお見せします。
たかが本の1ページではありません、額装するにふさわしい美しいものです。 楽しみにしていてください!
Martinの独学で確立したカリグラフィーはこのような芸術として完成されたものをたくさん目にし、修行してきた結晶だと改めて思いました。
今、すべてを手元に置いている私はとても幸せです~。 お見せするまでに穴があいていたら ごめんなさい~。
8月 2 2010 manuscripts 古いもの~ほぼアンティークと思われますが、欧米では確実に100年以上昔のものを”Antiques”と言います。
私とNINOは古くてアジのあるモノが大好きです。 長年人が使ってきたモノってすごい魅力を感じるんです。 1年前にCANADAのMartinを訪ねて遊びに行った時もアンティークを巡って来ました。 そんな経緯を知っているMartinはいろいろな情報をくれます!
この度、NINOGRAがオープンしたこともあり、何十年と大切にしていた”manuscripts”を譲ってくれました。 ずっと持っていたいけど、永遠に自分が持つことは不可能だから・・・と。 価値が分かる人に大切にしてほしいというのが彼の願いです。 ↑ 確かに!私も自分がこの世から居なくなる時、自分のお宝(ほぼMartinの作品)は、訳の分からない人に持っていてほしくない。 そのすごい価値が分かる人に継ぎたい。 年をとった時、そんな可愛いと思えるカリグラファーに出会えたらいいな。
もちろん私もしっかりとMartinからの愛をGETしましたが、10枚はNINOGRAでいずれ販売する予定です。 多分、11月に開催する彼の個展でお披露目することになると思います。
1650年にスペインで書かれた写本です。 書体は”Spanish Rotunda”(スパニッシュ ルタンダ)、”Calf Skin Vellum”(子牛の皮)に書かれています。 このVellumはとても厚く、なんとも言えない素晴しい感触です。匂いも少々リアルです!
360年前か・・・。すごい歴史です、そして美術館ではなく、一般の人の手によってずっと大切にして来られた完璧なmanuscript。 文字もかなり美しいです。
Martinはこう言います。 私はこれらのmanuscriptsを手に入れてから いつも近くに置いて観賞したり、抱きしめたり、勉強してきたんだよ。何百年も昔にこれらを書いたscribe(写本筆写者)について考えながら・・・。彼はどんな感じの人だったのか、年はいくつくらいだったのか、ハンサムだったのか、どうやってこんなに美しいルタンダを書いたのか、どうやって学んだのか・・・など想像してたくさん楽しんできたんだよ。 修復の後なんかも残っていて、同じ人間なんだ・・・と愛らしく思ったり。
とにかく、彼のtreasureでした。
この他にも1500年代のとても有名なカリグラファーの綺麗なカリグラフィー本のページも持っているそうです。 一枚一枚にかなり価値あるようで、額に入れて飾るとため息がでる・・・と。
彼の周りにほしがっている人がたくさんいるらしい中、私に話を持ってきてくれたことに感謝し、大事にしてくれる方(多分マニア?)に譲りたいと思います。
ここまででどうしても”見たい”、”ほしい”と思う方はまた個人的に連絡ください。
7月 31 2010 Martin Jackson WS information 暑いですね~。そして、室内は冷房で寒い。 冷房病&風邪を引いている人が周りに結構います。 NINOも冷房病にかかり、大きな体でグッタリとしています。 かわいそうに~クマさんが元気ない・・・。
ところで、私の師匠 Martin jackson氏のワークショップ内容、日程が決まりました。 詳細はnewsに載せています!不足な部分については決まり次第載せていきます。
今回のワークショップは事前に文字を綺麗に書けることがとても大切になっています。 基礎は受講する前に復習しておくと、さらに楽しい充実したモノを得られると思います!
”美しいカリグラフィー”として世界中で認められているMartin氏の技・センスにぜひ直接ふれてみてください。
この機会にカリグラフィーを始めたいと思われている方、本格的な文字の基本を伝授するので、ぜひNINOGRAへどうぞ。