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Wind Chime
wind bell
あまりに暑いので、NINO旦那が南部鉄風鈴を出して来ました。
ちょっとダサイ・・・。短冊に”趣味の風鈴”と書いてあり参ったけれど、本当にいい音色。
この透き通るような音色を聞いていると暑くても結構涼しく感じるなあ。
ダサさが気になって仕方ないので、急遽その辺にあった紙とインクで短冊を作って見ました。
リン リン リンという英単語・・・TinkleとかJingle(クリスマスだ)とか出てくるけれど、ちょうど日本語っぽい”Ting Ting Ting”を選んでみました。
それにしても、いい音色~。
Ottonian -illuminated letter-
ottonian
Englandで活躍されているカリグラファー、Margaret Morganさんの装飾ワークショップを受講しに福岡へ行ってきました。
10年くらい前、USAでEnglossingの装飾ワークショップを受講しました。金箔は扱いが難しく不安定なので、多くの仕事の依頼では磨けるアクリルインクを使うと学びました。このインクも綺麗に金箔のように見せるにはインクの濃度、盛り方に少しばかりテクが必要でした。
この度は本物の純金箔を使うということで、新しい気持ちで臨んだのですが…湿度、Gum Ammoniacの濃度の微妙な関係で完璧に貼れた参加者はいなかったように思います。塗る面積が大きい分、難しいのかなあ・・・。
ワークショップでは、数ある装飾文字の中からMargaretさんの一番好きな10世紀ころに使われていたOttonianを1文字選んで、デザインの写し方、当時の色の再現、金箔の貼り方などを丁寧に学び作業し、あっという間に1日経ちました。
1つの文字で6時間くらいの作業時間でしょうか。本当に疲れますが、仕上がった時に満足感はかなりのものです。
帰ってからすぐに復習してみました。腐った?Gum Ammoniacのカビを取り、濃度が薄まっているような気がしたけれど、粘着は少しあるのでは・・・と思ったので使い切ることに。
一番下;ワークショップで作業したもの。でも箔が綺麗に付かなかったので、再度金箔の上からGumを塗ってもう一度貼りました。これは、あまりやってはいけない!と言われていた理由が分かりました。すごく汚い。二度とやりませんー。
真ん中;ちょうど姉の誕生日カードにしようと丁寧に作業しました。Gumが薄くなっていたので、3回塗りました。まあまあ・・・まあの出来。
上;これは箔ではなく、金の磨けるアクリルインクを使いました。金箔のように凄い輝きはないけれど、近くで見ると一番安定して綺麗でした。 金箔さえ綺麗に貼れたら楽しいのに、エアコンを切って風のない所で作業しなければならず、酸欠状態でした。顔と手は金箔だらけ~。
illuminated N on Burga paper
少し前に名古屋のオシャレ北欧アンティークショップで購入したフレームにBurgaの黒い紙に装飾した”N”を入れてみました。
このフレーム、真ん中のガラスが盛り上がっているので、ちょうど”N”の部分には付かず、最適。まだ何を入れようか迷っていたので、とりあえずこの形で玄関へ!
最近特に思うこと、昔の芸術は本当に深くて美しい。
現代にない無駄とも思える手作業の装飾~。
書店に寄った時、ウィリアム・モリスのパターンとデザイン本が発行されていたので、つい購入してしまいました。アーツ・アンド・クラフツ運動によって復活した文字の世界にもとても影響があるのでこの時代をもっと復習してみようと思います。
~アーツ・アンド・クラフツ運動(手工芸復興運動)~
機械生産に対して手作りの復興。ものをつくることを、人間的な仕事としてとりもどそうとした。新しいものをつくることは、新しい人間を生長させることであるべきだ。ものをつくることは、あくまで自然から学ぶべきである。
私は日本がこの時代のアールヌーボーの影響を受けた大正ロマンの時代の和洋折衷なモノが特に好きです。 何から何まで手を抜かない技術と芸術性を古物から感じている毎日です。(NINO旦那影響)
illumination
Margaretさんにサインしてもらいました!また復習して自分なりのものが作りたいな。
Gumを作り変えます・・・ちゃんと冷蔵庫に保管。