蔵書票〜Exlibris
以前からデザインしてみたかった蔵書票(Exlibris)。
年末に銅版画家の友人が「蔵書票展するんですけど、参加しませんか〜」と言ってくれたので即答しました。「するっ!」と。
よく蔵書票って何ですか???と聞かれるので、Wikipediaより〜
蔵書票(ぞうしょひょう)ないし書票(しょひょう)は、本の見返し部分に貼って、その本の持ち主を明らかにするための小紙片。より国際的にはエクスリブリス(Exlibris、「だれそれの蔵書から」という意味のラテン語)と呼ばれる。英語ではbookplate。
図と一緒にExlibrisという言葉と蔵書の持ち主(票主)の名前が画面に入れられることが多い。古くは紋章や肖像画に個人のモットーを書き入れた図案が好まれたが、票主の職業や故郷を示す絵柄、本や書斎に関する絵柄など多様な図案が用いられている。版種も、銅版画、木版画、リノカット、石版画、孔版など様々である。著名な芸術家の手によるものもあり、美術品として収集の対象にもなっている。
カリグラフィーで参加してくれたら良いと言われたのですが、版画全般に興味がある私は、あえてカリグラフィーでデザインした文字を銅版画に応用して参加させてもらうことにしました。
カリグラフィーとは手書きでデザインした美しい文字のこと、蔵書票にするには原案を作って何らかの方法で複製しなければいけません。
やりたかったことが山のようにあるのだけど、銅版画愛好家様達の展示なので素人ながらにも同じ銅版にて挑戦させてもらいました。
ちなみに蔵書票の図案には何よりも大好きなカリグラフィーに使うペン、愛するツバメちゃんをイメージして作った文字を入れています。
実際エッチングが一番魅力的なんだろうけれど、デザインした2案を色々な技法で遊んでみたいと思い、まずは最近教えてもらったトナーを利用した技法、そして樹脂版にデザインを感光して作る技法に挑戦しました。
私がどうしても作ってみたいプロジェクト用に購入している7センチ×7センチの銅版2枚と樹脂版2枚。
銅版の腐食、感光、刷りなど5〜6時間かけて4タイプ作りましたが、こんな短時間で無理がありました。(反省)
でもまだまだやりたい技法、他の版画等たくさんあるので、しばらく楽しんでみようと思います。
刷った4枚はNewsにも書いた古本屋カフェ”本と自由”さんに展示させていただいています。
(また後日”HANDWORK”のページに追加します。)
販売出来るものは・・・ということでこのようなものも用意しました。
参加する皆さんの作品、そして同時期に開催する友人の2期にわたる銅版画の個展もとても楽しみです。