famous scribes in 16 century
本当に暑いですね~。
涼しくならないと何も出来ないですね。
早く芸術の秋にならないかな・・・。
Martin Jackson氏のカリグラフィー・ワークショップ内容&申し込み方法をnewsにUPしました。
ぜひじっくり考えていただいて、この貴重な体験をぜひ広島で味わってほしいと思います。
~申し込みは8月16日(月)からメール・FAX・郵便で受付します。~
MartinからまたTreasureを見せてもらいました。
今回は私のまだ知らない世界を知ってしまい、ただただ驚きと感動で・・・ため息が出るばかりです。
私は現代カリグラフィーは写本から分析されて出来上がったもので、やはりマスターカリグラフィーは現代の方が美しいとばかり思っていました。
が、西洋の歴史は深いとはいえ、16世紀(400年前)にこのような美しいカリグラフィーを書けるScribes(書記)が存在したということ、勉強になりました。
Martinによると、この時代はシェークスピアがまだ活躍していて、クイーン・エリザベス1世のころのようです。日本でいうと、安土桃山時代、江戸。←(いつも日本の歴史もちゃんと調べてくれます。)
16世紀には素晴らしい実力のあるカリグラファーが多く存在したようです。
(その後、印刷活字の発明で手書き文字は一時衰退するわけですが・・・。)
Clement Perret, Van den Velde, Jean de Beauscheneは有名なScribesだそうです。
すべての文字はquill(羽ペン)で書かれています。
“Theatrum Art’s Scribendi” というカリグラフィーで書かれたbookが1594年に発行されました。その本は大変貴重で現代ではほとんど見ることが出来ないくらい価値があるものだそうです。その本の1ページ1ページはいろいろなScribesが書いていて、同じデザインのものはなく、印刷状態もなんとういうか・・・なんともいえない美しさです。紙は私の愛するLaid Paper(簀の目入り紙)。
これらの14ページをNINOGRAではほしい方に販売することにしました。
(もちろん私もGETです!)
が、すべては11月23日~28日までのMartinの個展時にお見せします。
たかが本の1ページではありません、額装するにふさわしい美しいものです。
楽しみにしていてください!
Martinの独学で確立したカリグラフィーはこのような芸術として完成されたものをたくさん目にし、修行してきた結晶だと改めて思いました。
今、すべてを手元に置いている私はとても幸せです~。
お見せするまでに穴があいていたら ごめんなさい~。