manuscripts
古いもの~ほぼアンティークと思われますが、欧米では確実に100年以上昔のものを”Antiques”と言います。
私とNINOは古くてアジのあるモノが大好きです。
長年人が使ってきたモノってすごい魅力を感じるんです。
1年前にCANADAのMartinを訪ねて遊びに行った時もアンティークを巡って来ました。
そんな経緯を知っているMartinはいろいろな情報をくれます!
この度、NINOGRAがオープンしたこともあり、何十年と大切にしていた”manuscripts”を譲ってくれました。
ずっと持っていたいけど、永遠に自分が持つことは不可能だから・・・と。
価値が分かる人に大切にしてほしいというのが彼の願いです。
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確かに!私も自分がこの世から居なくなる時、自分のお宝(ほぼMartinの作品)は、訳の分からない人に持っていてほしくない。
そのすごい価値が分かる人に継ぎたい。
年をとった時、そんな可愛いと思えるカリグラファーに出会えたらいいな。
もちろん私もしっかりとMartinからの愛をGETしましたが、10枚はNINOGRAでいずれ販売する予定です。
多分、11月に開催する彼の個展でお披露目することになると思います。
1650年にスペインで書かれた写本です。
書体は”Spanish Rotunda”(スパニッシュ ルタンダ)、”Calf Skin Vellum”(子牛の皮)に書かれています。
このVellumはとても厚く、なんとも言えない素晴しい感触です。匂いも少々リアルです!
360年前か・・・。すごい歴史です、そして美術館ではなく、一般の人の手によってずっと大切にして来られた完璧なmanuscript。
文字もかなり美しいです。
Martinはこう言います。
私はこれらのmanuscriptsを手に入れてから いつも近くに置いて観賞したり、抱きしめたり、勉強してきたんだよ。何百年も昔にこれらを書いたscribe(写本筆写者)について考えながら・・・。彼はどんな感じの人だったのか、年はいくつくらいだったのか、ハンサムだったのか、どうやってこんなに美しいルタンダを書いたのか、どうやって学んだのか・・・など想像してたくさん楽しんできたんだよ。
修復の後なんかも残っていて、同じ人間なんだ・・・と愛らしく思ったり。
とにかく、彼のtreasureでした。
この他にも1500年代のとても有名なカリグラファーの綺麗なカリグラフィー本のページも持っているそうです。
一枚一枚にかなり価値あるようで、額に入れて飾るとため息がでる・・・と。
彼の周りにほしがっている人がたくさんいるらしい中、私に話を持ってきてくれたことに感謝し、大事にしてくれる方(多分マニア?)に譲りたいと思います。
ここまででどうしても”見たい”、”ほしい”と思う方はまた個人的に連絡ください。